この世は色が溢れております。 赤青黄色に、 黒に白。 金銀輝き、虹色が、お空を明るく照らしてる。 この世は色が溢れております。 真っ赤な嘘に騙されて、 青筋立てて喚いても、 黄色い顔したサルの頬、 朱色に染まって叫ぶだけ。 灰色ビルの軒先に、 白々しいほど艶やかな、 ピンクの桃にほだされて、 むしゃぶりつけば、あら残念。 ヤニに汚れた黄色い八重歯、 あんたの財布はどこへやら。 この世は色が溢れております。 どんな色でもここにある。 どんな色にも世界は変わる。 見知った景色の色などは、 心の色であら不思議、 千変万化に色違い。 あんたとあたしは色違い。 けれどどうしてそうまで違う? 人生一路に歩むのは、 みんな一緒のはずだろう? されども世の中すべては不公平。 なまっ白い顔して過ごす日々、 鉛色した空の下、 とぼとぼ歩いて七日間。 七色お空に掛かる橋、 あの橋渡って青空の向こうにあるのは、 黄金郷と願って買うわ宝くじ。 規則正しく毎日進む、 均一綺麗に一色に、 塗りつぶされた灰色の、 くだらぬ毎日進んでく。 ガキの頃には純粋無垢に、 白く輝くキャンパスは、 今となっては何色とわからぬ色が積み重なって、 ああ、あたしの人生真っ黒と嘆く涙も黒くてかなわぬ。 けれど、あたしは思うのさ。 黒ほど愛しい色もない。 その黒あばいて、バラバラに、 砕いてみればその中に、 あんたの歩んだ人生の色とりどりが現れる。 あんたの人生真っ黒か? 寝違い、場違い、勘違い。 あんたのもの見る角度がわるい。 斜め曲がった首なんて何の役にも立ちゃあせぬ。 人生見るときゃ堂々と、正面切ってまっすぐに、 相対するのがいつだって、礼儀作法と決まってる。 さあ、黒にまみれたあんたの人生、 ホントはどんな色してる? 真っ赤な嘘の青写真、緑の黒髪、白々と、千紫万紅美しく、 人の世すべては色違い。 頭が狂うは気狂いだ。 ならば色に狂って騙される、 この世の人は、みんな、 色狂い。 あんたの色は、何色だい?
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