ビュテホーカンパニー企画会議
作・中野浩作
作品紹介
この世のあらゆる「美しいもの」を生み出してきた企業、ビュテホーカンパニー。
社内には、外見の美しさを追求する部署〈ソトヅラ〉と、内側にある汚さや醜さを追求する部署〈ウチガワ〉が存在する。会社が掲げるのは、きれいなものと汚いもの、その両方が揃って初めて「本当の美しさ」が生まれるという理念だった。
そんな会社に入社した一人の新人が参加することになった、第54987回企画会議。雨、雪、化粧、人間――これまで会社が生み出してきたという「美しいもの」をめぐって、クセの強い社員たちはそれぞれの美意識をぶつけ合っていく。
美しいとは、見た目が整っていることなのか。汚さを含んでいるものは、美しくないのか。
観客も企画会議へ巻き込みながら、「美しさ」の基準そのものを茶化し、揺さぶっていくコメディ。
短編演劇集『イロナシハナイロ』の一篇。

