Summer Flavor

作・中野浩作

初演:2025.09.07掲載戯曲:32ページ

作品紹介

宇宙船「アンセスタ」で暮らすヒイラギK73は、現生人類の文化や生活を調査するため、少女・ネコの精神へと入り込む。
一年に一度、夏のわずかな時間だけ重なる二人の日常。風鈴、かき氷、海、家族――ヒイラギはネコを通して、失われた地球の暮らしを知っていく。
やがて二人の時間には、少しずつ大きなずれが生まれ始める。異なる時間を生きる二人の、夏をめぐるSF作品。

舞台・世界観

かつて汚染された地球を離れた人類は、宇宙船「アンセスタ」の中で長い時間を過ごしている。地球環境が再生した後、船内に保存されていた生命を地上へ戻し、その末裔である現生人類が暮らす世界が生まれた。アンセスタの人々にとって、地上の人類は自分たちの子孫であると同時に、もはや異なる文化を持つ存在でもある。

彼らは地球へ帰還できるかを判断するため、「トワイライトウォーク(宵闇歩き)」によって現生人類の精神とシンクロし、その身体を通して地上の生活や文化を調査している。宇宙船と地球、過去の人類と現在の人類、異なる時間の流れが、毎年夏の短い接続によって重なっていく世界。

Summer Flavor 戯曲1ページ目

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